コーヒーアーカイブ - やつはしの森

米粉と砂糖、そしてニッキでできた生地を焼いて作られる八ッ橋は京都を代表する銘菓です。 そんな八ッ橋はいろんなお店で作られているのですが、老舗・聖護院八ッ橋総本店の八ッ橋は種類がとっても豊富。 珍しい味の八ッ橋がいろいろ揃っているのですが、今回はコーヒー味の八ッ橋を紹介しますね。 聖護院八ッ橋総本店 八ッ橋（珈琲） 「聖護院八ッ橋（珈琲）」は珈琲入りの八ッ橋 「聖護院八ッ橋（珈琲）」はニッキの八ッ橋にコーヒーを加えて焼き上げたもの。 和の八ッ橋と洋のコーヒーが出会った、新感覚の八ッ橋です。 この八ッ橋は小さな袋に入っていて、一般的な八ッ橋のように長細くはありません。 一口サイズの八ッ橋は、指でつまんで簡単に食べられるのが魅力です。 もちろん袋にはチャックがついているので、1週間くらいならパリッとした食感が保てますよ。 ガツンと強烈な苦みが口の中を支配する 「聖護院八ッ橋（珈琲）」は小さな一口サイズの八ッ橋です。 色はコーヒーをイメージさせるこげ茶色。 パッケージを開けるとすぐにコーヒーの香りが漂ってきました。 それもしっかりとした苦味を感じるような、強い香りです。 八ッ橋からコーヒーの香りがするのはかなり違和感を感じますね。 じっくりと表面を眺めてみます。 なんだか表面には細かな粉のようなものが見えますよ。 パッケージに書かれている原材料を見ると、そこには「きな粉」の文字が。 なるほど、八ッ橋の表面にはきなこがかかってるんですね。 普通に食べるだけならきっと気づかなかったであろうきな粉。 発見できてなんかうれしい。 さらに驚いたのは「桂皮末」の文字です。 つまりニッキも入ってるってこと。 コーヒーの八ッ橋なんだから絶対にニッキは入ってないと思ってたんでビックリ。 コーヒーもニッキも香りが強いから、香りがごちゃごちゃになってしまわないかとちょっと心配に。 でも、ニッキ好きとしては嬉しい気もします。 八ッ橋を手に取り香りを確かめます。 本当にコーヒーの香りがしましたよ。 このいい香りは食欲をそそりますね。 このコーヒーの香りはかなり強くて、食べてもいないのに口の中が苦くなってきました。 八ッ橋はパリッとした食感。 歯に当たって軽快な音を出して崩れる八ッ橋の食感がたまりません。 しっかりとオーラルケアをして少しでも長い間、このパリッとした八ッ橋を楽しみたいものです。 万が一固いものが食べられなくなっても絶望しないでください。 そんな時には歯がなくても食べられる生八ッ橋がありますから！ 余談は置いといて、詳しい味わいについて紹介していきますね。 食べて最初の1秒ぐらいは意外ですがコーヒーらしさは感じません。 とにかくコーヒーの味が現れるのは1秒後です。 コーヒーは突然やってきます。 あっという間なんです。 油断していたぼくの口は一瞬にしてコーヒーで埋め尽くされてしまいました。 なんということか、想像以上の苦味のあるコーヒーが口の中を支配してしまったんです。 目をつぶり、八ッ橋の中に意識を沈めていきます。 そうすると、たしかに甘さもあるんですが、やはり圧倒的なのはコーヒーの苦みなんです。 甘みが1割か2割、苦味が残り全部。 ニッキの香りは残念ながらこれっぽっちも感じないくらい、圧倒的なコーヒーの苦みを感じます。 食べ終わった後も、口の中にはかなりの苦味が残って圧倒的な存在感を放ち続けるんです。 噛めば噛むほどに苦みがじわ〜と出てくるんですよね。 お菓子だと思って舐めてかかると痛い目にあいますよ。 苦いのが苦手な人は多分食べられません。 そしてコーヒー味なので、お茶よりミルクと一緒に食べる方がおいしいかな。 ミルクの滑らかな味が、この強烈な苦みを中和してくれそう。 「聖護院八ッ橋（珈琲）」の詳細情報 「聖護院八ッ橋（珈琲）」は聖護院八ッ橋総本店の各店舗やオンラインショップ、京都駅などのお土産店で購入できます。 「聖護院八ッ橋（珈琲）」だけでも購入できますが、他の味と詰合せになったものもあります。 いろいろ食べたいなら詰合せがオススメです。 100gあたりのカロリーは393kcal。 1袋には80g入っています。 原材料などはこちら コーヒー味の八ッ橋 聖護院八ッ橋総本店には「聖護院八ッ橋（珈琲）」以外にも、コーヒーの八ッ橋があります。 これは完全に洋菓子風。 その名も「カネール」といい、フランス語でシナモンの意味です。 薄く焼いた八ッ橋をクルッと細く巻いた上品なお菓子なんですよ。 オンラインショップからも購入できます。 カネール 1 箱 12本入 | 京名物 聖護院八ッ橋総本店

八ッ橋の味 : コーヒー

「冬彩の香」はケーキやコーヒーなど喫茶店の味がする生八ツ橋

「聖護院八ッ橋（珈琲）」はガツンとくる強烈な苦さがクセになる