「聖護院八ッ橋」はニッキの爽やかさと濃厚な甘さがおいしい代表銘菓

「聖護院八ッ橋」はニッキの爽やかさと濃厚な甘さがおいしい代表銘菓
2020年6月14日

こんにちは、八ツ橋マニアのレイです。

八ッ橋が誕生したのは江戸時代。

起源は諸説ありますが、そのうちの一つが琴の名手・八橋検校(やつはしけんぎょう)を偲んで作られたというもの。

八ッ橋が琴の形をしているのは、そういう理由があるんです。

聖護院八ッ橋の中身

聖護院八ッ橋総本店は創業が元禄二年(1689)の老舗中の老舗。

このお店が手がける「聖護院八ッ橋」は、まさに原点とも言えるお菓子なんです。

聖護院八ッ橋

八橋検校にちなんで作られた「八ッ橋」

八ッ橋の起源は諸説ありますが、聖護院八ッ橋総本店のWebサイトによると八ッ橋の誕生は元禄二年(1689)。

琴の名手として知られた八橋検校を偲んで作られたお菓子です。

聖護院八ッ橋

八橋検校が亡くなったのは1685年。

現在の聖護院八ッ橋総本店の近くにあるくろ谷 金戒光明寺に葬られた彼の墓にはずっと人が絶えなかったんだそう。

そうして黒谷参道にある「聖護院の森の茶屋」で、琴に似せたお菓子「八ッ橋」を販売するようになりました。

聖護院八ッ橋の紹介

今では柔らかい生八ッ橋の方が人気がありますが、固い八ッ橋もおいしいですよ。

生八ッ橋と比べると味の種類も少なめですが、その代わり季節によっていろんな絵柄の八ッ橋が楽しめます。

祇園祭の時期には山鉾が描かれたもの、コロナウイルスが蔓延している2020年にはアマビエ八ッ橋まで登場です。

アマビエ(歴史的仮名遣:アマビヱ)は日本に伝わる妖怪。
海中から光をかがやかせるなどの現象を起こし、豊作・疫病などに関する予言をしたとされる。

アマビエ – Wikipediaより

『アマビエ(アマビヱ)の図』(京都大学附属図書館所蔵)を改変(※当該画像ファイルを複製したうえで、周辺画像を削除) [ライセンスのページを見る]
『アマビエ(アマビヱ)の図』(京都大学附属図書館所蔵)を改変(※当該画像ファイルを複製したうえで、周辺画像を削除) [ライセンスのページを見る]

パッケージの裏側も見てみましょう。

聖護院八ッ橋裏側

そこに描かれているのは「カキツバタ」と「八橋」です。

これも八ッ橋にとても縁のあるもので、伊勢物語に書かれている「三河の国八橋」が由来。

今でも愛知県知立市にある「八橋かきつばた園」では、毎年「史跡八橋かきつばたまつり」が開催されていてます。

さわやかなニッキと濃厚な甘さ

「聖護院八ッ橋」は琴の形をした美しいお菓子。

聖護院八ッ橋の開封写真

聖護院八ツ橋総本店の看板商品の一つです。

箱を開けると3枚ずつ包装された八ッ橋が入ってます。

聖護院八ッ橋の開封写真

3枚ずつだとすぐに食べきれるので、湿気て不味くならずにすみますよ。

袋を開けて中身を取り出すと、中から出てきたのはとても素朴で薄い八ッ橋です。

聖護院八ッ橋の中身

ニッキの爽やかな香りと、甘さを感じますね。

琴の形をした八ッ橋は表から見ると滑らかなんですけど、裏側は結構しわが入ってます。

聖護院八ッ橋の中身裏側

歯ごたえはパリッとしていて、噛み切るのにちょっと力が必要。

歯が弱いと折れちゃうんじゃないかと、ちょっと心配になります。

そうして少し力を入れて噛んだ瞬間、パリッという音を出して割れる瞬間がとても心地いいです。

一口食べた瞬間、ほのかなニッキの香りがふわっと口の中に広がります。

その後にじっくり噛んでいると、甘さがじわじわと増していくんです。

1枚食べただけでも、じっくり噛みしめて食べるとけっこう甘くて満足感がかなりあります。

そして、食べているうちにふと気づいたんです。

レイ

なにか香ばしいぞ

これは一体何なんだろうと思って原材料をチェック。

そこに書かれていたのは「ケシの実」でした。

ささやかなんだけど、とても豊かな風味を感じられてすごく幸せな気分になりましたよ。

実にすばらしいアクセントです。

食べた後も甘さが残るので、苦めのお茶と一緒に食べるといいと思います。

小袋入りは一口サイズで食べやすい

聖護院八ッ橋には琴の形をした長い八ッ橋の他、一口サイズのものもあります。

聖護院八ッ橋(小袋)

袋にはチャックがついているので、湿気防止もバッチリですね。

聖護院八ッ橋(小袋)のパッケージと中身

チャックがついているからといって、何週間も放置はダメですよ。

いくらなんでも1週間くらいで食べきった方が、パリッとしたおいしい八ッ橋が楽しめます。

八ッ橋は一口サイズでとても食べやすいです。

聖護院八ッ橋(小袋)の中身

小袋に入った八ッ橋にはいろいろと種類があって、詰合せならいろんな味が楽しめます。

商品名内容値段
小袋詰合せ4個入り八ッ橋霜の橋しょうが抹茶1,080円
小袋詰合せ4個入り八ッ橋霜の橋胡麻珈琲1,080円
小袋詰合せ6個入り八ッ橋霜の橋しょうが抹茶胡麻珈琲1,620円

「聖護院八ッ橋」の詳細情報

「聖護院八ッ橋」は聖護院八ッ橋総本店の店舗オンラインショップ、京都駅などのお土産店で購入できます。

看板商品だけあって、ラインナップも豊富です。

  • 小袋入り(80g):270円
  • 袋入り(24枚):432円
  • 箱入り(24枚):540円
  • 箱入り(36枚):864円
  • 箱入り(48枚):1,080円
  • 缶入り(60枚):1,620円
  • 缶入り(102枚):2,160円
  • 缶入り(162枚):3,240円

小袋入りは短くカットされた八ッ橋が袋詰めされています。

それ以外はこのページで紹介した長い八ッ橋が3枚1袋です。

賞味期限も商品によって異なってます。

  • 袋・箱入り:90日
  • 缶入り:180日

カロリーは100gあたり397kcalです。

原材料などはこちら

聖護院八ッ橋の原材料など

詳細な情報

2020-06-14時点の情報です。
価格等の最新情報は公式サイトを確認してください。

商品名 聖護院八ッ橋
メーカー 聖護院八ッ橋総本店
価格 540円
賞味期限 90〜180日
原材料 砂糖、米粉、桂皮末、けしの実、きな粉(大豆を含む)
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